あなたのためだけ

インターネットのWebサイトを閲覧していると、画面のサイドや下にさまざまな広告が表示されます。サイトを運営している側はこの広告料を収入としてさまざまなサービスを提示しているのですが、この広告はユーザーごとに別々の広告が表示できるようになっていて、過去にネットショップで購入した製品だったり、購入まで行かなくても閲覧しただけのものも広告として表示されます。

こうしたことができるのは、インターネット広告の強みです。
インターネット広告には、ターゲティング性とインタラクティブ性の2種類があります。
ターゲティング広告はユーザーの年齢や性別などの属性、ネット上の閲覧やショッピングといった行動履歴、居住している地域などによって配信する広告の内容と対象を細かく分けることができます。インタラクティブ広告はただ広告を表示するだけでなく、ユーザがクリックするなど何らかのアクションを起こすことで広告の動画が動いたり、画面が変化するなど簡単なコミュニケーションが取れるものです。

こうした広告は、これまでの雑誌やテレビなどでは実現することができませんでした。
それまでの広告は、不特定多数のなるべく大勢の人に見てもらうことを前提にしていました。戦後から復興期を経て、高度成長の時代には国民のほとんどの家庭の中にモノが揃っていませんでした。
所得が上がり始めるとともに購買意欲が増し、求めるものもそれほど違いはなく、そのため大量生産、大量消費という消費活動が盛んになったのです。

しかし、現在はモノあまりの時代です。ただでさえ消費行動が抑えられているのに無用な広告を見せられても消費者は行動に移そうとはしません。
それ以上に広告すら見ようとはしないでしょう。いま、広告の世界はテレビ、新聞から撤退を始めています。反面インターネット広告の売り上げは順調な伸びを見せています。IT技術の進化はそれまでの仕組みを広告の世界でも変えようとしています。

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